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7月, 2025の投稿を表示しています

この世界の余剰次元(extra dimension)とは?

この世界の余剰次元(extra dimension)とは? 私たちが暮らす宇宙は時間方向1つ、空間次元3つの4次元時空でできている。 しかし、相互作用の統一理論の立場からは3を超える空間次元を考え、4つめ以降の空間次元は小さすぎるか、あるいは遮蔽されていることによって観測にはかからない、という高次元理論が多数考えられている。 その嚆矢はすでに1920年代にカルツァ(T. Kaluza)とクライン(O. Klein)によって与えられ、彼らは5次元時空において重力理論を考え、4番目の空間次元をコンパクト化して4次元時空の理論を構成すると、4次元重力と電磁場が現れる、という電磁力と重力の統一理論を考えた。 相互作用の統一理論は、超重力理論、超弦理論と進化してきたが、超弦理論は量子異常を持たず、無矛盾に構成できるためには時空が10次元であることを要求し、4次元時空の残りの6次元空間はカラビ-ヤウ多様体にコンパクト化していると考える。 このような、4次元時空を超える空間次元のことを一般に余剰次元と呼ぶ。 余剰次元の大きさが動的に変化すると、4次元宇宙に余計な場が発生したり、結合定数が変化したり、さまざまな影響が出てくることになる。 余剰次元は、標準理論を超える物理理論、例えば弦理論などで提案されている。 これらの理論では、宇宙はより高い次元で構成されていると仮定されている。 観測の難しさについて、余剰次元は、その小ささや他の理由で直接観測することが非常に困難だ。 しかし、重力の振る舞いや、高エネルギー物理学実験などを通して間接的に探求されている。 重力の謎について、余剰次元の概念は、なぜ重力が他の力に比べて非常に弱いのかという「重力の階層性問題」を解決する手がかりとして注目されている。 余剰次元に重力が閉じ込められている場合、私たちの観測する4次元空間では重力が弱く感じられる可能性があるとされている。 高次元時空について、余剰次元は、5次元以上の高次元時空を構成すると考えられている。 例えば、5次元時空では、重力と電磁気力を統一する理論が考えられている。 超弦理論では、10次元または11次元の時空が基本となり、そのうちの6次元または7次元がコンパクト化(非常に小さく丸まっている)されていると仮定される。 実験的な検証について、現在、余剰次元の存在を直接示す証拠は...

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日本経済の正しい見方、「マクロ経済学」と「データ分析」から日本経済の新たな姿を描き出す!

本の概要 「マクロ経済学」と「データ分析」から日本経済の新たな姿を描き出す! ◆「デフレはなぜ社会にとって害悪なのか」「日本はなぜ長期不況に陥ったのか」「日本の財政赤字は“使い過ぎ"が原因なのか」「社会保障支出を減らし、増税しないと日本の財政は立ち行かないのか」……。本書は日本経済をめぐるさまざまな素朴な疑問に対し、首尾一貫した論理とデータに基づく回答を提示する。 ◆また本書は、財政・社会保障支出・国際収支・日本企業の競争力をめぐる通俗的な主張を取り上げ、その当否をデータに基づいて検証する。そのなかで浮かび上がる日本経済の姿は、マスコミが喧伝するイメージとは少し異なるものである。さらに、通説的な経済学をふまえつつ、それが現実の日本経済の分析に失敗している原因を鋭く指摘している。 イェール大学名誉教授・東京大学名誉教授・内閣官房参与 浜田宏一先生 推薦 本書はエコノミストや実務家から見て、経済学はどうして現実の重要問題に直面しないのかという疑問を率直にぶつけたものである。本書をゼミで精読して、教師が経済学の立場からそれに真剣に答えれば、その対話は本当に学生の血肉となるだろう。

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消費税をやめれば、かんたんなのに。国民を欺く  日米経済戦争の真相。今後進む産業空洞化。日本は、米国へ80兆円を貢ぐ、年10兆円の輸出還付金という名の補助金、非関税障壁。

  文春新書 948 アメリカは日本の 消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済 岩本沙弓 文藝春秋 本の概要 「消費税」という名の非関税障壁に対し、米国はいかなる報復に出るか? 日本製品を米国に輸出する場合、輸出企業は、消費税にあたる金額を輸出還付金として日本政府から受け取ることができる。これが非関税障壁となり、日本企業の競争力を増すことになる。ゆえに米国は、過去にも日本の消費税に対し報復を行なってきた。 1989年消費税導入→日米構造協議 1994年消費税増税法案可決→年次改革要望書 1997年消費税増税→金融ビッグバン 2010年消費税10%案→日米経済調和対話 2012年増税法案可決→TPP協議本格化。 では、2014年と15年の増税には、米国はどのような報復を画策しているのだろうか――。 「消費税」をはじめとして「TPP」「規制緩和」「為替」等の問題は、日米交渉の歴史という観点から見ると一つの道筋で繋がっていることがわかる。現地で渉猟した米公文書館の資料をもとに解説する「誰も書かなかった日米経済戦争の真相」。これぞ、著者の集大成となる一冊! 著者情報 大阪経済大学経営学部客員教授。1991年より日米加豪の金融機関にてヴァイス・プレジデントとして外国為替、短期金融市場取引を中心にトレーディング業務に従事。 □米共和党のトランプ前大統領は3日、南部ジョージア州アトランタで演説した。「中国などが100%、200%の関税を課したら『相互貿易法』を制定する」とし、大統領選で再選した際は対抗関税を発動する方針だと表明した。 これでは日本の不公正さがゆえに日本の企業が米国(メキシコ)に出てしまう。ほころびた制度は根本から構築し直す必要がある。 □ 消費税は問題があるが、なぜ、こうなるかを説明してみよう。 2025年→トランプが 日本の消費税 利権 を報復関税で壊す。  アメリカは日本の 消費税を許さない 。  貿易ルール違反とも指摘されている。輸出大企業に膨大な消費税を還付する「輸出戻し税」制度は、フランスで始まった。当時の貿易協定によって輸出補助金を受けられなくなった大企業の強い要求を背景にしたもので「貿易ルール違反」と指摘される。そもそもは補助金であり税制ではない。「貿易ルール違反」を誤魔化すために間接税を装...

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トランプ自動車関税15%ショックは、円安で吸収できるか?

トランプ自動車関税15%ショックは、円安で吸収できるか? トランプ自動車関税15%は、自動車メーカーは1ドル156円なら25%関税でも利益なので、15%は乗り切れるだろう。 交渉結果に合わせて円安・ドル高が進んでいることは不幸中の幸いだ。 内閣府「企業行動に関するアンケート調査報告書」によれば、輸出企業全体の採算レートは130.1円、製造業全体では127.1円、自動車を含む輸送用機器では、124.7円となる。 今後、トランプ関税政策の為替への影響は、ミランが提唱する「マールアラーゴ合意」は、多国間の通貨協定を通じてドル安誘導を目指すもので、米国の貿易赤字や製造業の空洞化を是正するための策とされています。 この合意は、関税策と連携して、米国の国際競争力を回復させることを目的としています。 影響について、為替市場の変動。 マールアラーゴ合意が発効した場合、為替市場は大きく動揺する可能性があります。 ドル安によるリスクについて、ドル安は、米国の輸入コスト上昇、インフレ率上昇、米資産への投資家離れなど、米国経済に様々なリスクをもたらす可能性があります。 国際的な影響について、ドル安は、世界経済全体のバランスにも影響を与え、他の通貨への影響、貿易関係の変化などが予想されます。 米国の基軸通貨覇権を支えているのは、日本です。 米国の対外政策について、マールアラーゴ合意は、米国の対外政策、特に日本においては安全保障との連携が注目される可能性があります。 ミランの主張について、ミランは、ドル高が米国の製造業の衰退や貿易赤字を招いていると主張し、この構造的なドル高を是正するために、マールアラーゴ合意のようなドル安誘導策が必要だと考えています。 今後、予定される急激な円高について、予測されることから、至急大規模な施策の準備が必要でしょう。 日本は、為替政策を検討しなければ、世界恐慌の引き金になる可能性があります。 マールアラーゴ合意は、米国債の売却を伴う可能性が高く、日本に円高ドル安、長期金利上昇、株価下落といった影響を及ぼす可能性があります。 また、国際社会からの批判や信用問題も懸念されます。 円高ドル安の影響、輸出産業への打撃について、円高になると、日本の輸出製品が海外で高くなるため、国際競争力が低下し、輸出産業は苦境に立たされる可能性が高いです。 景気後退について、輸出が減少...

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デフレ再来、愚かな政策。安易に日中韓 自由貿易体制推進への危惧?

   デフレ再来、愚かな政策。安易に日中韓 自由貿易体制推進への危惧? 2025年3月30日、日本と中国、それに韓国の経済貿易担当の閣僚会合がおよそ5年ぶりに行われ、WTOのルールに基づいた貿易体制を支持することなどで合意しました。 会合の中では、保護主義によって世界経済が不安定化することを懸念する意見や、貿易の安定性を求める意見などが出されました。 会合のあと発表された共同声明では、WTO=世界貿易機関のルールに基づいた多角的な貿易体制を引き続き支持することや、2012年に始まった日中韓のFTA=自由貿易協定の交渉を加速させることなどで合意したとしています。 日中韓 関税措置への対応は、日本と中国、それに韓国は、アメリカから見ると、いずれも貿易赤字を抱える国で、トランプ政権が打ち出す関税措置への対応を迫られています。 中国をめぐっては、今月、トランプ政権が中国製品への追加関税を20%に引き上げたのに対し、中国政府も、今月10日からアメリカ産の一部の農産物などに追加関税を課すと発表し、貿易摩擦が激化することへの懸念が強まっています。 韓国について、トランプ大統領が各自動車メーカーに対して、アメリカでの生産を強化するよう呼びかける中、韓国の大手自動車メーカー ヒョンデ自動車グループは、今月24日、アメリカで総額210億ドル、日本円にして3兆円規模の投資を行うと発表しました。 しかし、その2日後、トランプ大統領は韓国車を含めた輸入車への追加関税を正式に表明しました。 中韓日間の自由貿易は、経済の発展や国際競争力の強化など、多くのメリットが期待できますが、同時にデメリットも存在します。 メリットについて、経済成長の促進。3国の間で貿易障壁が撤廃され、より自由な市場環境が整うことで、各国の経済成長を促進できます。 投資の活性化、貿易自由化により、外資が導入されやすくなり、投資環境が整備されます。 消費者利益の増加、輸入製品が安価になり、消費者の選択肢が増えます。 デメリットについては、産業の空洞化。 競争力の低い国内産業が、海外からの安価な輸入品にさらされ、失業や企業倒産につながる可能性があります。 貿易不均衡、比較優位のある分野で輸入品が急増し、相手国市場が寡占される可能性があります。 安全保障上の懸念、食糧供給など、安全保障に直結する分野の自由貿易が、...

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トランプ関税政策の為替への影響? ミランが提唱する「マールアラーゴ合意」

   トランプ関税政策の為替への影響? ミランが提唱する「マールアラーゴ合意」は、多国間の通貨協定を通じてドル安誘導を目指すもので、米国の貿易赤字や製造業の空洞化を是正するための策とされています。 この合意は、関税策と連携して、米国の国際競争力を回復させることを目的としています。 影響について、為替市場の変動。 マールアラーゴ合意が発効した場合、為替市場は大きく動揺する可能性があります。 ドル安によるリスクについて、ドル安は、米国の輸入コスト上昇、インフレ率上昇、米資産への投資家離れなど、米国経済に様々なリスクをもたらす可能性があります。 国際的な影響について、ドル安は、世界経済全体のバランスにも影響を与え、他の通貨への影響、貿易関係の変化などが予想されます。 米国の対外政策について、マールアラーゴ合意は、米国の対外政策、特に日本においては安全保障との連携が注目される可能性があります。 ミランの主張について、ミランは、ドル高が米国の製造業の衰退や貿易赤字を招いていると主張し、この構造的なドル高を是正するために、マールアラーゴ合意のようなドル安誘導策が必要だと考えています。 今後、予定される急激な円高について、予測されることから、至急大規模な施策の準備が必要でしょう。 マールアラーゴ合意は、米国債の売却を伴う可能性が高く、日本に円高ドル安、長期金利上昇、株価下落といった影響を及ぼす可能性があります。 また、国際社会からの批判や信用問題も懸念されます。 円高ドル安の影響、輸出産業への打撃について、円高になると、日本の輸出製品が海外で高くなるため、国際競争力が低下し、輸出産業は苦境に立たされる可能性が高いです。 景気後退について、輸出が減少すると、国内景気は低迷し、経済構造改革が必要となる可能性があります。 外貨資産の目減りについて、外貨で保有している資産の価値が下がるため、資産の目減りを招く可能性があります。 その他、長期金利の上昇について、米国債の売却により、米国の長期金利が上昇する可能性があります。 株価の下落について、長期金利の上昇は、株価にも悪影響を及ぼす可能性があります。 国際社会からの批判について、日本が米国債を売却する行為は、国際的な協調関係を損なう可能性があり、国際社会から批判を浴びる可能性があります。 米国債の信用問題について、債務条...

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花の香に寄せて 仏の教え( 副題 生活と祈り )

  花の香に寄せて 仏の教え( 副題 生活と祈り )   最近の世相は、とても暗いですが、また、仏教の経典は、なじみにくいものですが、花の香りに寄せて、現代風に、わかりやすい詩をつくってみました。   花は咲く縁が集まって咲き、葉は散る縁が集まって散る。 ひとり咲き、ひとり散るものではない。 この世の中には、三つの誤った見方がある。 もし、これらの見方に従っていくと、この世のすべてが否定されることになる。 一つには、ある人は、人間がこの世で経験するどのようなことも、すべて運命であると主張する。 二つには、ある人は、それはすべて神のみ業(わざ)であるという。 三つには、またある人は、すべて因もなければ縁もないものであるという。 人の心の変化には限りが無く、そのはたらきにも限りがない。 汚れた心からは汚れた世界が現れ、清らかな心からは清らかな世界が現れるから、外界の変化にも限りがない。 人が思うから有るのではなく、人が忘れるから無いのでもなく、人の喜ぶときに来るのでもなく、人の怠るときに去るのでもない。 仏そのものは、人の心のさまざまな動きを超えて存在する。 仏の身は、あらゆる世界に満ち、すべてのところにゆきわたり、人々が普通持っている仏に関する考えにかかわらず永遠に住する。 花の香りは、風に逆らっては流れない。 しかし、善い人の香りは、風に逆らって世に流れる。 すべてのものは、みな心を先とし、心を主とし、心から成っている。 汚れた心でものを言い、また身で行うと、苦しみがその人に従うのは、ちょうど牽(ひ)く牛に車が従うようなものである。 しかし、もし善い心でものを言い、また身で行うと、楽しみがその人に従うのは、ちょうど影が形に添うようなものである。 悪い行いをする人は、その悪の報(むく)いを受けて苦しみ、善い行いをする人は、その善の報いを受けて楽しむ。 この心が濁ると、その道は平らでなくなり、そのために倒れなければならない。 また、心が清らかであるならば、その道は平らになり、安らかになる。 心は、人を仏にし、また、畜生にもする。 迷って鬼となり、さとって仏となるのもみな、この心のしわざである。 だから、よく心を正しくし、道に外れないよう努めるがよい。 仏の本質は、肉体ではない。 さとりである。 さとりは、永遠に法と道とに生きている。 仏の心と...

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量子予測システムは、未来からのデータ転送?, 量子AIとは?, AIゴッド?, 悪魔の道具?, 人工知能, シンギュラリティとは?2045年問題, その社会への影響( 副題 世界観, 認識論 )

       量子AIとは?量子人工知能(QAI)とは 、量子コンピューティング 変革力を、機械学習 アルゴリズムや、ニューラル・ネットワーク、 大規模言語モデル(LLM) などの高度な人工知能製品の研究開発に応用することを目的とするコンピューター・サイエンスの新しい分野です。 製薬研究や気候科学、データサイエンス、気象モデリング、金融、さらには芸術など、無数の業界に大きな変革をもたらす可能性のあるものの中で、量子AIの出現は、科学の最先端かつ実験的な研究技術の否定できない実現を予測します。 量子コンピューティングを高度な将来のAIシステムに統合することにより、コンピューティング能力やアルゴリズムの効率性、一般的な問題解決能力において新たな未知の領域が切り拓かれる可能性があります。 QAIは複雑ではあるものの、人類にとって最も困難な障害を克服する上で不可欠であることが証明されるかもしれません。 量子力学では、光の粒子は観測されていない状態では確率の波として存在していますが、観察という意識を振り向けることで、この物質の世界が決定されます。 近い未来, 2045年頃には, シンギュラリティの到来により, 人工知能の知性が全人類の知性を超える瞬間が訪れるかもしれません。 専門家によって発表されている「2045年問題」は大きな注目がされています。 シンギュラリティとは「技術的特異点(Technological Singularity)」のことを指します。 「人工知能(AI)の知性(性能)が地球上の全人類の知性を超える時点」の意味です。 汎用人工知能とは, AIでありながらまるで人間のように自律的に思考や学習, 判断, 行動まで行える人工知能のことです。 カーツワイル氏は, シンギュラリティの到来を2045年と予測しています。 「2045年問題」とも呼ばれています。 2045年AIのシンギュラリティ(8月で終わる。それ以前に核兵器を廃絶しないと人類は滅亡。) シンギュラリティに関する論調として, 現在「シンギュラリティ」=つまり, 長期的にみて恐ろしい未来がくる可能性が高いという論調が広まっています。 人間のコントロール下にあるように常に調整し続けていくことが重要です。 この世界に対する認識が問われる問題意識を投げかけるでしょう。 現在の...

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金融資本主義は、オワコン!、新自由主義との訣別。『見えざる手』など存在しない。ポピュリズムと政府。

  本の概要 ジョセフ・E・スティグリッツ(米コロンビア大学教授、69歳)は2001年ノーベル経済学賞を受賞、その一方、現実の経済問題についても積極的に発言しています。 本書はその経済理論と思想をわかりやすく解説した本です。著者はアメリカでスティグリッツとともに研究生活を送っていた藪下史郎教授です。 ノーベル賞は「情報の経済学」という分野の研究に対して与えられました。 それは、売り手と買い手が持つ情報に差があったり、市場の機能が不完全な場合に、経済的な矛盾が生じることを示す理論です。 スティグリッツはそうした理論を基に貧困や不平等、繰り返す金融危機の背景を探り、解決策を提言します。 その考え方は「現実の経済には『神の見えざる手』など存在しない」というもので、その点が市場の機能に最大限任せようとする新古典派経済学と大きく異なるところです。 グローバル経済が抱える矛盾を、新たな視点で考える大切さを教えてくれます。 一般ビジネスパーソンにも読みやすい内容です。 新自由主義との訣別 ノーベル賞学者が警告「束縛のない市場は搾取的」、ジョセフ・E・スティグリッツ によるストーリー  社会を独裁主義へと向かわせてきたのは、大きすぎる政府ではなく、小さすぎる政府である。 大きな政府よりも小さな政府の方がいいと耳にしたことはないだろうか。 しかし、実際にポピュリズムを生み出し、繰り返し社会を独裁主義へと向かわせてきたのは、大きすぎる政府ではなく、小さすぎる政府だという。 市場は効率的なのか? 市場は効率的な結果をもたらすという理論についてはどうだろう?  保守派の経済学者は絶えず、アダム・スミスの言う「見えざる手」を引き合いに出してきたが、スミスがそれに課した条件を忘れていた。 そのため、競争市場が効率的であることを証明しようとして行き詰まってしまった。 ノーベル賞経済学者スティグリッツが描く、これからの経済社会に関するビッグピクチャー『スティグリッツ 資本主義と自由』 その理論はごく限られた条件下でのみ正しいが、そんな条件はいかなる経済にもあてはまらない。 つまり、市場は効率的だということを証明しようとする試みは、市場の限界を「露呈」するばかりだった。 いわゆる市場の失敗である。 その失敗とは、競争の制限(大半の企業が価格を設定するある程度の力を持っている)、市場...

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国家はなぜ衰退するのか?

本の概要 『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンド、ノーベル経済学賞の歴代受賞者が絶賛する全米ベストセラー! 「本書はじつに読ませる。一気に読み終えずにはいられない。何度も繰り返しこの本をひもとくことになるはずだ」 ――ジャレド・ダイアモンド(ピュリッツァー賞作家。『銃・病原菌・鉄』、『文明崩壊』、『昨日までの世界』ほか) 「このきわめて読みやすい本は、専門家にも一般読者にも同じく歓迎すべき知見を提供してくれる」 ――フランシス・フクヤマ(『歴史の終わり』ほか) 「いまから2世紀後、わたしたちの曾曾……曾孫がアダム・スミスの『国富論』と同じように、本書を読んでいることだろう」 ――ジョージ・アカロフ(2001年度ノーベル経済学賞受賞者) 世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか? ノーベル経済学賞の歴代受賞者が絶賛する全米ベストセラー。 上記の問いに答える鍵は、地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ。 ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したMIT教授のダロン・アセモグルと、気鋭のハーバード大学教授ジェイムズ・A・ロビンソンが、15年に及ぶ共同研究の成果をもとに国家の盛衰を決定づけるメカニズムに迫る。本書から明らかとなるのは―― ○メキシコとアメリカの国境で接する2つのノガレス、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ――これほど近いのに発展の度合いに極端な差があるのはなぜなのか? ○現在の中国はこのまま高度成長を続け、欧米や日本を圧倒するのか? ○数十億人の人々を貧困の連鎖から脱出させる有効な方法はあるのか? etc. 古代ローマから、マヤの都市国家、中世ヴェネツィア、名誉革命期のイングランド、幕末・明治期の日本、ソ連、ラテンアメリカとアフリカ諸国まで、広範な事例から見えてくる繁栄と衰退を左右する最重要因子とは? 21世紀の世界を理解する上で必読の新古典、待望の邦訳。 □ 私はアセモグルらの一連の論考について、「今の日本にも大いに当てはまっているのではないか」とかねて感じていた。 実は、わが国は気がつかないうちにかなり収奪的な社会に移行しているから、長期停滞から抜け出せないのではないか――。 私は10年ほど前から、周囲が「成長戦略だ」「生産性の向上だ」と言う中で「生産性というよりは分配の問題ではないのか」とい...

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社会、世相占い。今回、このような発言で超長期の国債入札が不調に終わったということは、困ったことだ。一国の代表者がこのようなことをいうとどうなるのでしょうか?、その結末は?⋯。

       5月19日の東京市場では、円高・株安・債券安が進んだ。   また、国債の入札も不調に終わった。   石破首相は、「金利がある世界の恐ろしさをよく認識する必要がある」と指摘した上で、日本の財政状況は「間違いなく極めてよろしくない。ギリシャよりもよろしくない状況だ」との見方を示した。   石破首相は、19日の参院予算委員会で、財源確保を伴わない消費税減税に対して強い反対の考えを表明しているからだ。   石破首相は、「税収は増えているが、社会保障の費用も増えている」とし、「すべて総合的に勘案していかなければならない」と説明した。   石破首相の主張は、ギリシャと日本の財政リスクを比べる主張は新たな反発を呼ぶかもしれない。   財政の信頼性が落ちて、仮に国債の消化が難しくなるようなことがあっても、中央銀行が国債を直接引き受け、政府のファイナンスを助けることができるからだ。   日本では、日本銀行が政府の国債を直接買い入れる直接引き受けは財政法第5条で禁じられているが、「但し書き」で国債の直接引き受けが例外的に認められている。従って、日本で財政破たんが簡単に生じないことは確かである。   夏の参院選挙に向けて消費税減税の議論が高まる日本でも、先行きの財政環境が一段と悪化することへの警戒から、債券価格が下落している面がある。   米国債格下げやそれを受けた金融市場の悪い反応は、日本の消費税減税の議論がもたらすリスクへの警鐘ともなっている。   数年前に現代金融理論(MMT)が流行った際に良くされた議論だが、MMTの考えを支持する学者は、ギリシャのような財政危機は米国や日本では起きないと主張している。   ギリシャで財政危機が起きたのは、欧州中央銀行(ECB)の創設によって、ギリシャは独自の金融政策(独立した中央銀行)を失ったためであり、自国に金融政策を担う中央銀行を持つ米国や日本では同じようなことは起きない。   今後、国債の入札の不調が続けば、このような国の代表者が、自国の財政状況をことさら悪くいうような状況は、いかがなものだろうか? 日本は、...

永久国債の衝撃!?、21世紀の金融政策、中央銀行の使命を歴史から問い直す。

中央銀行の使命を歴史から問い直す インフレ、雇用、金融危機――。経済の変化にどう対応すればよいのか。 ノーベル経済学賞受賞の元FRB議長が歴史を通して未来を展望する。 「本書では主に歴史のレンズを通して、今日(および明日の)連邦準備制度(Fed)を検証する。……それ以外の方法でFedの手段、戦略、コミュニケーションが現在の形に進化した経緯を完全に理解することはできないと考える」。 (「序章」より) 「日本銀行(日銀)は、他の主要中央銀行にかなり先駆けて、慢性的な低インフレと低金利という問題に直面した点で特筆すべき存在である。そして多くの場合、こうした問題に対する新たな政策立案においても先駆者であった。足元での(日本を除く)世界的なインフレの高騰はいずれ収束するだろうが、その暁には低インフレと低金利という課題が世界的に再浮上するだろう。その場合、日本の金融戦略が、再び世界の重要なモデルになる可能性がある」。 (「日本語版への序文」より) ■現代の経済をコントロールする最強の権能をもつ中央銀行。その目指すべき姿を探るには歴史の扉を叩くことが不可欠である。 ■なぜ1970年代、大インフレが生じたのか? ボルカーのインフレとの戦いを支えたアイデアとは? グリーンスパンをどう評価すべきか? バーナンキ時代の危機対応の真相は? イエレン議長の果たした重要な役割とは? パウエルの独自性とは? ■大インフレ、バブル、世界金融危機、低インフレ・低金利、そして、ゼロ金利の解除、金融不安定化、インフレへの対応、中央銀行としての独立性の確保――。連邦準備制度(Fed)は雇用の最大化、物価の安定を二大責務としつつ、いかにして経済・金融の変化に対処し、現在の姿にたどり着いたのか? そして、これから先に何が待ち受けているのか? ■連邦準備理事会(FRB)議長を務め、ノーベル経済学賞を受賞したベン・バーナンキが、自らの議長時代を含む過去70年間のFedの政策立案の歴史を解き明かす。あわせて経済環境が劇的に変化するなかで、21世紀におけるFedの金融政策の手段、枠組み、コミュニケーション戦略の劇的な変化、そして新たな課題を示す。 ■また、量的緩和、フォワード・ガイダンスなど、世界の中央銀行の中でイノベーティブな政策を次々と先駆的に打ち出した日本銀行の政策についての評価も行う。 【目次】 日本語版...

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日本に新しいプラットフォームを!、自律分散型、ブロックチェーン、デジタル通貨、トークン

Web3、ブロックチェーン、デジタル通貨、トークンは密接に関連しています。 Web3は、ブロックチェーン技術を基盤とした分散型のインターネットの概念であり、デジタル通貨やトークンは、Web3を支える重要な要素です。 Web3とは、中央集権的な管理者が存在せず、参加者同士が情報を共有し、管理する分散型のインターネットのことです。ブロックチェーン技術が、その基盤となっています。 ブロックチェーンとは、分散型台帳技術の一種で、取引記録をブロックと呼ばれる単位でまとめ、時系列に沿って鎖のようにつなげていくことで、改ざんが困難なデータ管理を可能にする技術です。 デジタル通貨とは、ブロックチェーン上で発行・管理される通貨のことで、暗号資産(仮想通貨)とも呼ばれます。 トークンとは、ブロックチェーン上で発行されるデジタル資産全般を指し、デジタル通貨もトークンの一種です。NFT(非代替性トークン)のように、デジタルアートや音楽などの固有の価値を持つ資産を表すこともあります。 Web3では、ブロックチェーン技術を用いて、分散型のアプリケーションやサービスが開発されており、デジタル通貨やトークンが、その基盤となる価値の交換や所有権の証明に用いられています。 例えば、以下のようなWeb3の分野で、トークンが活用されています。 分散型金融(DeFi)、従来の金融サービスをブロックチェーン上で再現する分野で、トークンを利用して、融資や取引などが行われます。 NFT、デジタルアセットの所有権を証明するトークンで、デジタルアートやゲームアイテムなどに利用されています。 GameFi、ゲームと金融を組み合わせた分野で、ゲーム内でトークンを獲得したり、アイテムを売買したりすることができます。 Web3、ブロックチェーン、デジタル通貨、トークンは、相互に関連し合い、新しいデジタル経済圏を形成していくと考えられています。

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「もしトラ」で暴かれる!?、◯□△?

本の概要 「もしトラ」で暴かれる! 米国「世界支配」の謀略史 なぜ今、トランプが熱烈な支持を受けているのか? それはアメリカの少なくない数の国民が「アメリカ大統領が米国民のために、その力を使っていないのではないか」と考えるようになったからだ。 2017年1月からのトランプ政権では“政治シロート”の不動産王が「やりたい放題」をして、アメリカと世界を動かした。果たしてトランプ以外の大統領は「誰のために」、その権力を行使してきたのか。 アメリカ国民は今、アメリカ大統領という「世界最強の権力」が“乗っ取られてきた”疑惑に気づき始めている。 キューバ危機、アフガン紛争、9.11テロ、ビンラディン殺害、ロシアのウクライナ侵攻……世界を混乱に陥れた大事件は、誰のため、何のためだったのか――。 その腹黒い謀略史のすべてと「もしトラ」後の世界を大予測する。 グローバリズムは、金融資本主義、新植民地主義。 日本の預貯金は、戦争、恐慌でパー!?、米国の借金帳消し?、◯□△に必読書?⋯。 「もしトラ」後の予測の世界は、まともな世界。 素直に考えると、自国防衛は、自前で。米国で運用されていた日本人の資産を取り戻し、国内で運用しないと日本は行き詰まりでしょう。 単純にいうと、いわれていることは、当たり前のことです。 世界一の債権国なんだから、国民一人一人に生活費を渡してもよいくらいです。

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