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七大予言書、推背図

     



『推背図(すいはいず)』は、「中国の七大予言書」の一つとして知られる古代中国の予言書です。 


推背図(すいはいず)とは

起源: 唐代(7世紀)の太宗・李世民の命により、天文学者の李淳風と占い師の袁天罡によって作成されたと伝えられています。

構成: 全60の図(挿絵)と「讖(予言詩)」「頌(解説詩)」から成り、周易の六十四卦に基づいた順序で構成されています。

予言の内容: 唐朝から始まり、歴代王朝の興亡、さらには現代や未来(人類の終焉まで)に及ぶ歴史的事件を的中させてきたとされ、「東洋のノストラダムス」とも称される驚異的な的中率が話題になります。

名前の由来: 最後の第60象(60番目の図)で、一人がもう一人の背中を推(お)して「これ以上は語り尽くせないから帰って休もう」と促す場面があることから「推背図」と名付けられました。 

「七大予言書」の背景

「世界七大予言書」という公的な定義は一般的ではありませんが、中国国内では『推背図』を含めた以下の書物が「中国の七大予言書」(または奇書)としてしばしば挙げられます。 

①  推背図(唐・李淳風、袁天罡)

『推背図(すいはいず)』は、中国史上最も有名な予言書の一つです。 

概要と由来

作者: 唐代の天文学者・数学者である李淳風(り じゅんぷう)と、占い師・相士の袁天罡(えん てんごう)の共著と伝えられています。

成立: 唐の太宗・李世民の命により、大唐帝国の国運を占うために作成されたと言われています。

構成: 全60の象(図像、予言の詩、解説)で構成されています。

名前の由来: 最後の第60象に「万々千々説き尽くせず、背を推して去りて帰り休(いこ)うに如かず(未来を語り尽くすことはできないから、背中を押して帰って休もう)」という一節があることから名付けられました。 

特徴

的中率: 唐代から清代、さらには現代に至るまでの歴史的事件(王朝の交代や戦争など)を的中させてきたとされ、「中国第一の予言書」として広く知られています。

禁書扱い: その予言があまりに鋭かったため、歴代の王朝では民衆を惑わすものとしてしばしば禁書に指定されました。

真偽: 現在伝わっているものは、後世(特に清代など)に書き換えられたり、改竄されたりした版が多いというのが学術的な見解です。 

現在では、歴史的・文学的な資料としてだけでなく、東洋のノストラダムス的な予言書として多くの解説本や研究書が出版されています。

②  乾坤万年歌(周・姜子牙)

乾坤万年歌(けんこんまんねんか)は、中国に伝わる有名な予言詩の一つで、周朝の軍師・姜子牙(太公望)が作ったとされています。

宇宙の始まりから周王朝以降の歴史、そして未来の「大同世界(理想郷)」に至るまでの約1万年間の変遷を予言していると伝えられています。 

構成と主な内容
この詩は7文字1句の形式で、全部で106句から構成されています。 

始まり: 天地開闢や三皇五帝の伝説から始まり、周朝の成立を告げる「天下一統周、礼楽文章八百秋(天下は周に統一され、その治世は800年続く)」といった記述が見られます。

歴史の変遷: その後の歴代王朝(漢、唐、宋、元、明、清など)の興亡を暗示する句が続きます。例えば、清朝や近代の蒋介石を指すと解釈される記述もありますが、後代の加筆や偽作の可能性も指摘されています。

結び: 「我今只算万年終(私は今、一万年の終わりまでを計算した)」とあり、歴史は理(ことわり)に従って無限に循環するものであると説いて締めくくられています。 

特徴と背景

作者の伝説: 周の軍師として知られる姜子牙(姜尚)が、渭水のほとりで書いたという伝説があります。

彼は『封神演義』などの物語でも神秘的な力を持つ人物として描かれており、この予言詩もその神格化されたイメージに基づいています。

成立時期の議論: 伝説では周代とされますが、現代の研究や内容の分析からは、宋・元代以降、あるいは明末に作られた「託名(高名な人物の名前を借りた)」偽作である可能性が高いと考えられています。

他の予言書との比較: 唐代の『推背図』などと並び、中国の「七大予言」の一つに数えられることがあります。 

③  武侯百年笈(諸葛亮とされる)

「武侯百年笈」は、一般的に「武侯百年乩(ぶこうひゃくねんき)」と呼ばれる、三国時代の蜀の軍師・諸葛亮(武侯)が死後、霊界から現代(1930年代)に向けて予言を伝えたとされる「乩辞(きじ:自動書記によるお告げ)」を指している可能性が高いです。

この文書について、検索結果に基づく概要は以下の通りです。

真偽と起源: 諸葛亮が直接書いたものではなく、1933年12月15日に香港の『工商日報』に初めて掲載された、現代の霊媒(乩)によるものとされています。

内容: 1930年代以降の戦乱(抗日戦争や第二次世界大戦を連想させる記述)や、国際情勢を「鼠尾牛頭(1936-37年)」などの比喩を使って予言した詩句です。

「馬先生」: 予言の中に「馬先生」という人物が介入して調停するという描写があり、これは蒋介石や当時の政治動向を指していると解釈されています。

位置づけ: 歴史的な諸葛亮の著作(『出師の表』など)ではなく、近代になってから「三国志」の知識をベースに作られた、一種の預言書・扶乩(ふけい)文学です。 

つまり、三国時代の諸葛亮が残した書物ではなく、20世紀に諸葛亮を名乗って現れた霊的なメッセージと解釈するのが適切です。

④  馬前課(諸葛亮)

《馬前課》は、三国時代の蜀の軍師・諸葛亮が作成したと伝えられる、歴史の流れを14の「課(詩)」で預言した古典的な占い・預言書です。

出兵前に馬の前で占ったという故事から「馬前課」と呼ばれ、三國時代から現代・未来までの歴史の転換点を四言詩で表現したもので、高い的中率を誇ると評価されています。 

《馬前課》(諸葛亮)の概要と特徴

別名: 「馬前神課」とも呼ばれ、諸葛亮が軍中で後に起こる出来事を予言したとされます。

構成: 14課(首)の四言詩で構成され、時系列順に歴史の主要な朝代や時代の転換点(魏、晉、南北朝、隋、唐、五代、宋、元、明、清、民国)を予言しています。

内容: 前十課は既に発生し、非常に高い的中率で歴史に合致したとされています。第十一課は現代の共産党、十二課は未来の「大同」の世界を預言していると言われています。 

関連する予言・解釈

中共の運命: 第十一課「四門乍辟,突厥一族,無心無意,下走其道」は、中共による支配の始まりと「晨雞一聲,其道大衰」による滅亡を預言していると解釈されています。

劉伯温の預言: 劉伯温(明の軍師)の『金陵塔碑文』にある「紅花開盡白花開」と合わせて、共産党政権(紅)が終わり、新たな時代(白)が来るという解釈がなされています。

指算法(小六壬): 《馬前課》には、別形式として指の関節を使って運勢を占う「大安」「留連」「速喜」「赤口」「小吉」「空亡」の6つの運勢(小六壬)もあります。 

この予言書は、歴史の大きな流れを捉えているとして、中国の予言文化の中で重要視されています。

⑤  蔵頭詩(李淳風)

『蔵頭詩(藏頭詩・ざんとうし)』は、唐の時代の有名な天文家・李淳風(りじゅんふう)が著したと伝えられる、中国の民間における有名な予言書です。

この予言は、唐の太宗皇帝が李淳風に将来の世の運勢を尋ねるという対話形式で構成されており、唐代から1000年以上にわたる国の運命が隠語や暗号を用いて描かれています。 

概要と特徴

形式: 李淳風と太宗皇帝の問答。

内容: 唐朝の建立から、武則天の時代、日本による侵華、中華人民共和国の建国、さらに文革など、将来の歴史的出来事を示唆する内容。

「蔵頭詩」の意味: 詩句の先頭(頭)に意味(隠語)が隠されている(蔵)詩、という意味合いですが、必ずしも定型的な頭文字隠しではなく、隠喩が散りばめられているため、解釈は難しいと言われています。

推背図との関係: 李淳風と袁天罡の共著とされる『推背図』とならび、古代中国の十大預言書の一つに数えられます。

結末: 「酉戌之年、人数盡矣、天地合矣(酉と戌の年、人の数は尽き、天地は合一する)」という、世界の終わりのような言葉で締めくくられています。 

主な予言解釈

木葡之人: 海外からの侵略者、特に日本の侵華を指すとされる。

頭頂一甕、兩手在天、兩足入地: 毛沢東を暗示しているという解釈がある。

紅帽無一人: 文化大革命の動乱を示唆しているとされる。 

なお、この詩は歴史的な事件が起きた後にその内容と結びつけられることが多く、後世の創作(偽託)であるという見方が一般的です。 

⑥  梅花詩(北宋・邵康節)

北宋の儒学者・邵雍(邵康節)が作と伝えられる『梅花詩』は、全10首からなる七言絶句の予言詩です。

宋の時代から清末、中華民国に至るまでの中国の歴史的変遷(朝代交代)を、梅の開花になぞらえて暗示的かつ詩的に描いたものとして知られています。 

作者: 邵雍(しょうよう)、字は堯夫。康節は諡(おくりな)。

内容: 陰陽五行や易学の知識に基づき、歴史の興亡を予見したとされています。

構成: 各詩が特定の時代背景や事件を表しており、宋の偏安、元の入主、明の興亡、清の支配などが隠喩的に表現されています。

⑦  焼餅歌(明・劉伯温) 

『焼餅歌』(しょうへいか)は、明朝の開国功臣・劉伯温(劉基)が、皇帝の朱元璋(洪武帝)の問いに応える形で未来の国運を予言したとされる詩(歌)です。

明の興亡だけでなく、清朝以降の将来までも正確に予言したとされる、非常に有名な中国の代表的預言書です。 

主な特徴と内容:

由来・伝説: 朱元璋が焼き餅(焼餅)を食べている最中に劉伯温を呼び出し、「我が明朝はいつまで続くか」と尋ねた際、詩の形で返答したというエピソードに由来します。

予言の内容: 明朝の内部紛争、清の入関、現代の技術的・社会的変化など、遙か未来までを暗示する難解な詩句で構成されています。

評価: ノストラダムスの大予言の中国版とも呼ばれ、しばしば歴史の転換期に再評価されてきた予言書です。
 
劉伯温は優れた軍師・政治家として知られ、その深い知謀が『焼餅歌』という形で神格化されて伝わっています。 

これらは時の権力者にとって危険視されたこともあり、歴史上しばしば「禁書」とされました。 

□  推背図絵

 


中国には、七大予言書があります。

① 周時代の姜子牙著「万年歌」

② 三国時代の諸葛孔明著「馬前課」

③ 唐時代の李淳風・袁天罡著「推背図」

④ 李淳風著「蔵頭詩」

⑤ 唐時代の黄蘖著「黄蘖禅師詩」

⑥ 宋時代の邵康節著「梅花詩」

⑦ 明時代の劉伯温著「焼餅歌」

以上、七書が中国の七大予言書です。

中でも七世紀に書かれた李淳風・袁天罡共著の「推背図(すいはいず)」は、的中率が高い予言書として、禁書になりました。

予言は、60象(十干十二支の60干支で象徴している予言内容)まであります。

① 第1象

 宇宙の成り立ち

② 第2象~第9象

 唐代

③ 第10象~第15象

 五代十国

④ 第16象~第24象

 宋代

⑤ 第25象~第26象

 元代

⑥ 第27象~第32象

 明代

⑦ 第33象~第37象

 清代

⑧ 第38象~第39象

 中華民国

⑨ 第40象~第42象

 新中国

➉第43象~第60象

 未来

未来編について、詳しくは、以下のとおりです。

第43象

祖国統一=丙午・易卦は火風鼎

第44象

聖人が再臨誕生=丁未・易卦は火水未済

第45象

国運が終わる=戊申・易卦は山水蒙

第46象

ハイテクの危機に直面=己酉・易卦は風水渙

第47象

文化を重視し、軽武装になる時代=庚戌・易卦は天水訟

第48象

風雨にさらされる50年間=辛亥・易卦は天火同人

第49象

短期的な世界混乱期=壬子・易卦は坤為地

第50象

資源争奪戦=癸丑・易卦は地雷復

第51象

夫唱婦随の女性の価値が高まる時代到来=甲寅/易卦は地沢臨

第52象

聖人が二度危機を救い、新時代が到来=乙卯・易卦は地天泰

第53象

中華再復興の時代=丙辰・易卦は雷天大壮

第54象

新風巻き込む中華文化時代=丁巳・易卦は沢天夬

第55象

東方文化の興亡と盛衰=戊午・易卦は水天需

第56象

第三次世界大戦の勃発=己未・易卦は水地比

第57象

天才少年が救世主となって戦争のない世を治める=庚申・易卦は兌為沢

第58象

大統一時代が到来=辛酉・易卦は沢水困

第59象

人類の個人差がなくなる時代=壬戌・易卦は沢地萃

第60象

古い世界が終わり、新世界が始まる=癸亥・沢山咸

今は、中国は未曾有の恐慌から、第56象の第三次世界大戦勃発の時代と思われます。

その後、救世主が現れ、世界は統一され、自由な時代となり、新世界が始まるという預言です。


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