日本は、災害多発国であり、一つの神様だけては足りない、やおろずの神様、仏様を信仰しています。
教義は、さておき、その効果に期待します。
日本は、信仰ではなく、文化として、信心しています。
正月には、神社仏閣にお参りし、年末にはクリスマスをお迎えし、季節ごとに行事があります。
占いも元は、宗教、迷信ですが、その効果に着目し、占い文化として、楽しんでいます。
そのような多文化主義というものは、息苦しい工業化された社会や文化からの息抜きです。
情報化社会の進展は、今後、さらにそのような自由への統制が強まるでしょう?
息抜きとしての多文化は、たいせつですね。
クロード・レヴィ=ストロース(Claude Lévi-Strauss, 1908–2009)は、現代思想である「構造主義」の祖とされるフランスの社会人類学者・民族学者であり、多文化共生や文化相対主義において重要な示唆を与えた人物です。
彼の思想における「多文化」に関連する主なポイントは以下の通りです。
1. ヨーロッパ中心主義の批判と文化相対主義
レヴィ=ストロースは『悲しき熱帯』などで、西洋文明が絶対的に優れているとする考え方(ヨーロッパ中心主義)を批判しました。
文化相対主義の視点: すべての文化は等価であり、独自の論理や価値を持って生きていると主張しました。
「未開」の再評価: 西洋的な基準で「未開」とされてきた社会が、実は非常に高度で合理的な知的構造を持っていることを証明しました(『野生の思考』)。
2. 「自然」と「文化」の区別
彼は、あらゆる人間社会において、「自然(本能)」から「文化(ルール)」への転換点となるのが乱婚の禁止(近親婚の禁止)であると論じました。これは、異文化との交流・婚姻によって社会が構成されるという構造人類学の基本概念です。
3. ブリコラージュ(「野生の思考」)
既存の材料をその場で組み合わせて新しいものを創り出す「ブリコラージュ」という概念を提唱し、西欧的な論理的思考だけではない、多様な人間の知性を提示しました。
4. 人種差別への反対と「対話」
ユネスコなどで人種差別反対の論陣を張りました。彼は単に多様な文化を認めるだけでなく、それらが互いに影響し合う「対話」の重要性を指摘しています。
5. 多自然主義への展開(影響)
レヴィ=ストロースの構造主義は、現代の人類学においてヴィヴェイロス・デ・カストロなどによって「多自然主義(Multinaturalism)」へと発展しています。これは「一つの文化と多くの自然」という先住民の視点を強調する考え方です。
レヴィ=ストロースの多文化に対する態度は、異なる文化を「劣等」として同化するのではなく、その「異質さ」を価値あるものとして理解・尊重することにあると言えます。
