消えた香草社占い専門図書( 副題 五術シリーズ各専門図書について『紫薇五術方剤篇』 )
『紫薇五術方剤篇』は、五術透派門派紫薇斗数の漢方理論書です。
実際の応用は、難しい ! が、五術研究家には理論的には、参考となるでしょう。
紫薇斗数門派透派の専門書には、様々な図書がありますが、今回は紫微斗数門派透派秘伝書『紫薇五術方剤篇』について、ご紹介したいと思います。
残念ながら、この本も香草社が廃止された関係で絶版となってしまいました。
この内容は、紫薇斗数の原理を応用した漢方湯液の入門書です。
また、すぐ治療に応用できるようなやさしい漢方理論を記述しています。
難解な中国漢方について、紫薇諸星で整理した漢方書となっています。
これは、中国の紫薇斗数専門の門派透派に伝わる五術秘法です。
紫薇斗数術のみであらゆる占術をこなす秘法となっています。
紫薇斗数透派門派伝承の秘書「紫薇五術集錦」医学を公開したものです。
紫薇斗数研究家の五術研究に必須の漢方治療法理論が紫薇斗数を応用して簡単に覚えられます。
現実の応用法は、難しく、医療以外の分野に限られて来るでしょう。
この本の具体的な内容ですが、紫薇斗数に使用されている十八個の諸星の原理を漢方医学の診断と治療に応用し、難解な漢方の望・聞・問・切の四診と方剤決定の証を、上手に紫薇原則で整理してあります。
占術で病気を治療するものでは全くありません。
『紫薇五術方剤篇』の漢方治療体系は、病因に六淫を、病期に三焦を、病位に五行を、病性に熱寒を、病勢に実虚を用いる漢方となっています。
『紫薇五術方剤篇』では、中国の五術門派がその門派独特の五術をいかに正しく後世に伝えるかを苦心し工夫してあります。
つまり、代々の当主なり高弟なりが簡単に習得でき、しかもその体系を正しく後生に伝えられるように、その門派の占術を上手に他の五術に応用整理して工夫してあります。
したがって、『紫薇五術方剤篇』漢方医学は、紫薇の原理を上手に活用し簡潔に漢方を整理してあります。
『紫薇五術方剤篇』では、紫薇斗数術には数多くの主星副星がありますが、主となるのは紫薇系六星と天府系八星と炎鈴羊陀四星です。
紫薇五術漢方の方剤の決定には、この十八星の配合構成を上手に活用するところにあります。
後漢の時代の傷寒論漢方(日本で多く現在使用されている医学)は、熱寒と実虚だけでしたが、これだけでは簡単過ぎるために、さらにこれに六淫と三焦と五行を加えた 一歩進んだ漢方医学が明代まで完成されました。
『紫薇五術方剤篇』は、この六淫と三焦と五行を用いた漢方です。
病性を熱証と寒証に分けます。
病勢を実証と虚証に分けます。
病因を六淫に分けます。
即ち、風邪・寒邪・暑邪・火邪・燥邪・湿邪となります。
また、病期を三焦に分けます。
すなわち、上焦・中焦・下焦となります。
病位を五行に分けます。
すなわち、肝木行・心火行・脾土行・肺金行・腎水行です。
以上のように、漢方基本の病法・病勢・六淫・病期・病位を紫薇の主星である十八星に配し、紫薇斗数の原則を上手に活用整理しています
誰でも漢方を簡単に修得できるように紫薇斗数をやった方なら、早くわかりやすくこの漢方原理が飲み込めます。
中国の伝統的五術門派では、その成り立ちからして占術を主としていても必ず医が入っていますので、それは、医がなければ五術になりませんし人を救うこともできないからという理由からです。
また、医の方剤と針灸は中国 では三千年の歴史があり、それらをどのようにしてその門派が主として伝えていた占術に応用するかという点に代々の掌門が心血を注いでいました。
易を主とする門派は八卦を八綱分類に応用しました。
六壬を主とする門派は十二支を十二経脈に、六親を六淫に応用しました。
十干を主とする門派は十干の干関係を薬物の五行分類に応用しました。
そして、紫薇斗数専門の門派透派は、紫薇原理を応用しました。
以上、いずれも、現在では、実践応用に限界がありますが、五術の理論的究明の参考にはなるでしょう。
逆に中医理論に精通すれば、五術門派の理論の構成の面白さもわかることでしょう。
また、この五術門派の類書には、以下のような姉妹編があります。
1.紫薇五術面掌篇
2.紫薇五術針灸篇
3.紫薇五術仙道篇
4.紫薇五術風水篇
5.紫薇五術方剤篇
6.紫薇五術占卜篇
7.紫薇五術家相篇
8.紫薇五術方位篇
この紫薇五術秘伝は、中国における紫薇斗数術を専門に伝えた占術の名門のものです。
正式の名称を『紫薇五術集錦』という門派独自の秘書となります。
内容は、以下のとおりです。
1.紫薇推命(推命篇)
2.紫薇卜術(占卜篇・選吉篇)
3.紫薇相術(面掌篇・陽宅篇・風水篇)
4.紫薇医術(方剤篇・針灸篇)
5.紫薇山術(仙道篇)
以上です。
それぞれの分野における理論的な応用について、研究の面白さがわかると思います。
各シリーズについても、後日、おいおい紹介していきたいと思います。
