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カバラタロットの世界観( 副題 愛と世界宗教について )



カバラタロットの世界観( 副題 愛と世界宗教について )

古代には創成から終焉までを知る象徴として、近代では神の内的世界を顕す逆さ吊りの大樹として描かれたカバラ生命の木。

宇宙生成を秘めたカバラの根本、エデン園の中に生命の樹、および善悪を知るの樹を生ぜしめ給へり、⋯『創世記』の人類誕生説話において、人類の原郷たるエデンの園に「善悪の知識の樹」と並んで生えていたとされるのが「生命の樹」です。

神のいいつけに背いて知識の実を食べ、“目が開けた”人祖アダムとその妻エヴァは楽園を追放され、以後「生命の樹」は人間が近づくことのないよう、剣と炎で守られます。

というのも、この樹の実を食べた者は「永遠に生きる者」になるからです。

すでに「知識の樹」の実を食べた人間がさらに「生命の樹」の実まで食べれば、人間は「神に等しき者」になってしまいます。

人類が意識を獲得して以来、樹木は生命力の源泉、枯死しても無限に再生する永遠の生命、豊饒と生産の象徴でありつづけました。

あるときには、それは宇宙そのもの(ウパニシャッドの「無花果樹」(アシュヴァッタ)」など)と同一視され、またあるときには世界の中心で全宇宙を支える樹という概念(北欧神話の世界樹「ユグドラシル」など)が生まれ、そしてあるときには宇宙における神の顕現(アッシリアの最高神アスールなど)となりました。

宇宙生成を秘めたカバラの根本、ユダヤ神秘主義カバラにおいては、不可知の超越神と創造された顕現世界との間にひとつの神秘的な関係が措定されていました。

カバラの徒によれば、世界の創造とは神の内的世界が外的な現象形態として顕現することに他なりません。

そして彼らは、この「創造=神の顕現」のイメージを逆さ吊りにされた樹の形で図示化した。これがカバラの根本図像としての〈生命の樹〉です。

カバラの〈生命の樹〉は一般に「セフィラ(複数形はセフィロト)」と呼ばれる10個の球体と、それを繋ぐ22本の経路(パス)で表されます。

各セフィラは左から順に「慈悲の柱」「均衡の柱」「峻厳の柱」と呼ばれる3本の「柱」の上に配置される形を採るが、このセフィラこそが各段階における神の「流出」です。

1から10までの各セフィラはそれぞれ固有の属性を持ち、それぞれが神の多様な位相、力、潜勢力などを表している。最上位の「ケテル(王冠)」がこの宇宙における神の最初の顕現であり、最下位の「マルクト(王国)」が最終の顕現、すなわち物質界です。

カバラの徒にとっては、この図形は宇宙生成の秘儀を説き明かすものであると同時に、また霊的修行によって魂を純化する道筋を描いた地図でもあります。

すなわち神が自らを流出させ物質界にまで顕現した過程を逆に辿り、「マルクト」から「ケテル」へと〈生命の樹〉を登攀することにより、人間は神に回帰し、各セフィラが表象する大宇宙(宇宙)と小宇宙(人間)のすべての秘密に通暁します。

これにより、人間は『創世記』において神によって禁じられた「生命の樹」の実を手に入れ、「神に等しき者」となることができるといわれてます。 

カバラ生命の木(せいめいのき、英語: Tree of Life)は、旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木のことです。

命の木とも訳されます。

生命の木の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされます。

ユダヤ教のカバラではセフィロトの木(英語: Sephirothic tree)とも呼ばれ、宇宙万物を解析するための象徴図表に位置付けられています。

抽象的なので、難解とされています。

ヤハウェ・エロヒムがアダムとエバをエデンの園から追放した理由は、知恵の樹の実を食べた人間が、生命の樹の実までも食べて永遠に生きる事ことがないようにするためであったとされています。

旧約聖書創世記における「命の木」について

聖書協会共同訳聖書創世記2章9節
神である主は、見るからに好ましく、食べるのに良さそうなあらゆる木を地から生えさせ、園の中央には、命の木と善悪の知識の木を生えさせた。

新共同訳聖書創世記2章9節
主なる神は、見るからに好ましく、食べるに良いものをもたらすあらゆる木を地に生えいでさせ、また園の中央には、命の木と善悪の知識の木を生えいでさせられた。

口語訳聖書創世記2章9節
また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。

聖書協会共同訳聖書創世記3章22節
神である主は言われた。「人は我々の一人のように善悪を知る者となった。さあ、彼が手を伸ばし、また命の木から取って食べ、永遠に生きることがないようにしよう。」

新共同訳聖書創世記3章22節
主なる神は言われた。「人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある。」

口語訳聖書創世記3章22節
主なる神は言われた、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」。

聖書協会共同訳聖書創世記3章24節
神は人を追放し、命の木に至る道を守るため、エデンの園の東にケルビムときらめく剣の炎を置かれた。

新共同訳聖書創世記3章24節
こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。

口語訳聖書創世記3章24節
神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。

セフィロトの樹(英: Sefirot)は、ユダヤ教の神秘思想カバラにおいて、10個のセフィラと22個の小径(パス)により図式化された世界創世の象徴のことです。

2世紀の教典『形成の書』によって述べられた世界の創造が、13世紀の文献『ゾーハル』において象徴化され、ヨゼフ・ギカティラなどのカバリストよって研究されました。

近代以降の西洋魔術、特に黄金の夜明け団などではタロットカードと結びつけて研究が行われていたことでも知られます。

形成の書には10のセフィロトと22のヘブライ文字を用いて神が宇宙を創造したことが書かれています。

カバリストの象徴する「二十二本の小径(パス)」について

右に記載しているのは、対応する大アルカナです。

1. アレフ (ケテル → コクマー)愚者

2. ベート (ケテル → ビナー)魔術師

3. ギーメル (ケテル → ティファレト)女教皇

4. ダレット (コクマー → ビナー)女帝

5. ヘー (コクマー → ティファレト)皇帝

6. ヴァヴ (コクマー → ケセド)教皇

7. ザイン (ビナー → ティファレト)恋人

8. ヘット (ビナー → ゲブラー)戦車

9. テット (ケセド → ゲブラー)力

10. ヨッド (ケセド → ティファレト)隠者

11. カフ (ケセド → ネツァク)運命の輪

12. ラメド (ゲブラー → ティファレト)正義

13. メム (ゲブラー → ホド)吊された男

14. ヌン (ティファレト → ネツァク)死神

15. サメフ (ティファレト → イェソド)節制

16. アイン (ティファレト → ホド)悪魔

17. ペー (ネツァク → ホド)塔

18. ツァディー (ネツァク → イェソド)星

19. コフ (ネツァク → マルクト)月

20. レーシュ (ホド → イェソド)太陽

21. シン (ホド → マルクト)審判

22. タヴ (イェソド → マルクト)世界

「三つの柱」について

ビナー、ゲブラー、ホドからなる左の柱は峻厳の柱と呼ばれます。

コクマー、ケセド、ネツァクからなる右の柱は慈悲の柱と呼ばれます。

ケテル、ティファレト、イェソド、マルクトからなる中央の柱は均衡の柱と呼ばれます。

「三つ組」について

ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は至高の三角形と呼ばれます。

ロゴスの三角形と呼ばれることもあります。

ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は倫理的三角形と呼ばれます。

ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は星幽的三角形と呼ばれます。

魔術的三角形と呼ばれることもあります。

「四つの世界」について

また、セフィロトの木の各セフィラーに与えられた世界は四つの世界に分けられます。

それぞれに形成者、支配権、属性などが定められています。

根源の世界(アツィルト Atziluth)

「神の相」によって支配監督され、それを通して精霊的実在が形を顕わす領域です。

創造の世界(ブリアー Briah)

倫理的、道徳的、現実の霊界。大天使の指導下にあります。

形成の世界(イェツィラー Yetzirah)

形成者、または天使の九階級によって支配される領域です。

表現の世界(アッシアー Assiah)

可視的で、身近な物質的存在の世界です。

「カバラの主題」

二つあるとされます。

一つは、世界の創造に関わる「セフィロト」の神秘的解釈です。

太陽から太陽光線が輝き出るように、「アイン・ソフ(エイン・ソフ、エン・ソフとも)」と呼ばれる神から連続して流出するものが「セフィロト」で、原初の人間は完全なる人間として、全部で10のセフィラから成り立っていました。

この、本来は完全なる人間の活動を阻害し、宇宙的調和を乱すものが「悪」で、悪とは「スィトラ・アフラ(他の側面)」と呼ばれる、創造に際して破壊された旧世界の残存物であり、アダムが「生命の樹」と「善悪の知識の樹」を分離した時に、この世界に入ってきたとされます。

この宇宙は、何度も、再生されたとされます。

この霊としての人間は、とうとい存在であり、教育、啓発していくべきものです。

永遠の命を説きます。

ちなみに、その汚れ(穢れ、原罪)を落とすために、この生命溢れる地球に転生して来たとされます。

何度も、輪廻転生したのでは、無意味とされ、そのような思想は、異端とされました。

カバラタロットの世界観( 副題 愛と世界宗教について )

 自他、距離や時間を超えて知る力、聖人の愛の奇跡は、不可思議なものの一つです。

何故、人はそのような不可思議ものに惹かれるのでしょうか。

世界宗教といわれる聖人の教えには、隠されたものはありません。

そこで、ひょっとしてこうだったんでは?という推測です。

タロットとカバラについては、カバラ生命の木に述べました。

タロットが流行していますので旧約聖書のカバラ風に仏教的な縁起を述べてみますと…

「生命の木」では、アイン(無)からアイン・ソフ(無限)が生じ、アイン・ソフ(無限)からアイン・ソフ・オール(無限光)が生じたとしています。

アイン(無)から、アインソフアウル(善:光)と隠れたダアト(悪:暗黒)の交じり合いにより心(の壁、神の分光と暗黒の衣、創造の歓喜に幻を追い求めるときは自我意識と呼ばれ、その個別意識は善と悪に揺れ動きます)が生まれます。

それ故、「心」は時間(宇)・空間(宙)の元であるといわれます。

…善悪を知る木の実を食べたことにより、アダムとイブが楽園から追放されたという旧約聖書の比喩

無限光は、ケテルから流れ出します。

無限光は、セフィロトを通じて顕現しますが、聖霊の光とも呼ばれています。

反力として、この世界は歓喜に満ちており創造、生命を生みだしたいという歓喜に溢れています。

永遠の至福と呼ばれます。

時間も空間も互いに戻れない分化の道を辿ります。時間とは、永遠なるものに変化を与える概念で、空間とは永遠に一体なるものに区別を与える概念です。

引力として、時間と空間により創られた波動、世界に変化や区別を補完するものとして愛があります。

このように、世界は、実相として本質的には観念であるといわれます。

そのように、根源的な愛は、心を霊として化し、理性を生じます。

反対に、感覚対象に歓喜を見出す心は、感覚意識となります。

そこに、個別意識である自我意識が宿ります。

この心は、仏陀により五色の電磁界の精妙な意識という五つの要素「五蘊」として、知られています。

その五蘊は、陽性、中和、陰性の影響を受け、三相(カバラの3柱)の状態を現します。

感覚器官、行為器官、感覚の対象です。

これまでに、17の要素が出現しました。

5つの感覚器官、5つの行為器官、5つの感覚対象の15の属性と2つの磁極、感覚意識と理性です。

これに5色の光を発する精妙な意識(5つの根源体)と15の属性、理性、感覚意識、心、自我意識で創造活動の24の属性を構成します。

神は、人間をその姿に似せて創られた(旧約聖書)ため、人間には他の動物にない宇宙の秘密に近づく理性が与えられています。

そのような人間の悟性を悟りと表現します。

『み座のまわりには、24の座があって、24人の長老がそれらの座についているのを見た。(ヨハネ黙示録4:4)』

カバラ「生命の木」では、4つの世界の階層を表現しています。

その前に、創造の無限の光、全知の愛、至福(創造の歓喜、幻)の階層の世界があります。

それから、4つの世界の階層があります。

アツィルト(原型、流出界)…別名、創造物の根源的な世界(心、時間、空間、概念)

ブリア(創造界)…自我意識、理性、感覚意識

イエツラー(形成界)…感覚器官、行為器官、感覚の対象

アッシャー(物質と行動の世界)…物質

の4つの階層です。

チャクラの7つ星、創造の7階層です。旧約聖書、創造の7周期

7番目の世界‥光も闇も照らすことのできない世界、名前の無い世界、父なる神の世界

6番目の世界‥聖霊の世界、永遠普遍の忍耐の世界

5番目の世界‥聖霊の反映である神の子の世界

4番目の世界‥聖なる霊の世界と現象の世界を結ぶ通路の世界、第十番目の門の世界

3番目の世界‥精妙な被造物も存在しない世界

2番目の世界‥精妙な被造物の世界、物質の存在しない世界

1番目の世界‥物質の世界

創造主の上位三つ組みと被造物の下位三つ組みを形成します。

‥三位一体。『聖書「ヨハネによる福音書」の一節、「神である父が神であることば(ロゴス・子)を遣わし、見えざる父を子が顕わし、子は天の父のもとへ帰るが、父のもとから子の名によって「助け主」なる聖霊を遣わす。』

人間には、神の似姿が与えられ、7つの星(生命中枢・チャクラ)があります。

聖なる愛により理性が目覚めると、善悪がわかるようになります。

さらに、心の内奥に宿る聖なる愛(聖霊)の光(善)と熱(愛)に目覚めると、この感覚、物質よりなる世界より目覚め、心の内奥である善と愛の光の世界を知ることになります。

それを、現代人風に言い換えた善と愛の世界宗教といいます。

 

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